logoJF加太概要

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紀伊半島、紀州和歌山県の西北端に位置し前方に友ヶ島を挟んで淡路島があります。     
観光地としても有名で、春は淡島神社のひな流し、針供養、夏は海水浴、友が島に訪れる観光客も多く、大変賑わっています。 
                                     
加太漁協の漁場は紀淡海峡、友ヶ島海道と潮流の速い処で一本釣り漁業を主体に営んでおり身のしまった美味しい魚も多くおり、真鯛を中心に色々な魚の水揚げがなされております。

特に加太の鯛は有名で、平成21年にはプレミア和歌山にも認定されています。ここ加太港は、お祝い事には欠かせない縁起物である真鯛の宝庫です。

タコ壺漁も営んでおり、タコもプレミア和歌山に「加太のタコ」と認定されています。

約150隻の加入船があるが、時期により漁業種類を変えて操業している漁師もおり
組合員数より漁船数の方が多い。

近年、ダイエット志向が高まり、健康食品として注目を集めている海藻類もワカメを中心に寒天の原料である天草晒も生産しています。
獲ってから発送まで


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加太漁業協同組合・加工部
㈲加太鮮魚

 

◇主要水揚魚種(平成25年度)トップ10
魚種名 水揚量 水揚トン数
1 真鯛 36,801 36.8
2 タコ 33,751 33.8
3 ナマコ 9,731 9.7
4 アジ 9,136 9.1
5 天然ワカメ 7,983 8.0
6 メバル 6,791 6.8
7 雑魚 5,513 5.5
8 アワビ 4,710 4.7
9 サザエ 4,235 4.2
10 メイタガレイ 3,650 3.7

 

 

 

漁業種類


  • 一本釣り漁業
    (魚に傷やストレスをかけない漁法
    ⇒一年中を通して真鯛を中心に)

  • 刺網漁業
    (ガシラ・メバル・ハゲ・オコゼ ほか一年中)

  • タコ壷漁業
    (タコツボを沈め捕獲する)

  • 採介藻漁業
    (アワビ・サザエ・ナマコ・天草・ワカメ等を傷を防ぐよう潜水(素もぐり)及び船上より手かがみにて採捕する)

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JF加太の取り組み

JF加太では水産資源の確保及び漁獲高向上を目的として、様々な事業に取り組んでいます。

  • 岩礁域などに魚類が集まる習性を利用し、漁礁ブロックを設置することにより、良好な漁場が形成され、魚の産卵や育成などの資源確保に適した環境を人工的に作り出し、漁獲高向上を目的として設置しています。
    ※この漁礁に魚が付くまで、約2年くらいかかりますが、魚が付けば、漁礁周辺の漁場が潤い、漁獲高向上にも繋がります。

     

  • ここ近年地球温暖化による環境変化が加太沖での水産資源にも影響が出てきており、毎年の漁獲量が減少する一方、加太漁協ではマダイ稚魚の放流やオニオコゼ稚魚の放流その他にも稚タコの放流やサザエ・アワビ稚貝の放流も行っており、水産資源の繁殖保護に力を入れておりますが、新たにナマコの増殖事業をすることにより、水産資源の確保及び漁獲高向上に繋げていきたいと思っています。

  • 加太漁協では、毎年「稚サザエ」「稚アワビ」「稚ダコ」「稚オニオコゼ」「稚マダイ」の放流事業を行っております。放流には、組合員の協力のもと加太沖へ放流しており、毎年各魚種の放流事業をすることにより、水産資源の確保及び漁獲高向上を目的として、放流事業を実施しています。

    繁殖保護関係(平成25年度)
    ・稚ダイ150,000尾青壮年部の協力により放流(漁場一円)
    ・アワビ稚貝14,100個潜水組合の協力により放流(漁場一円)
    ・サザエ840kg潜水組合・刺網組合の協力により放流(漁場一円)
    ・オニオコゼ6,000尾を刺網組合の協力により放流(漁場一円)
    ・漁礁事業FP漁礁 和共202号19基、和共299号18基
    ・ナマコ増殖育成事業 ナマコを人工授精させ育成に取り組む

  • 漁業管理関係
    ・漁場の監視及び、密漁船の取り締まり強化
    ・磯根資源の密漁に対する監視と取り締まりを実施
    ・近隣漁協との操業協定の締結

  • 女性部での料理教室など、地元鮮魚を使い、地域学校への食育にも取り組んでおります。

    加太の魚介を使った調理レシピ